法令等遵守に係る基本方針

1.基本方針
      信漁連は、会員が協同して信用事業を行い、所属員の漁業の生産能率の向上等その事業の振興を図り、もって所属員の経済的、社会的地位を高めることを目的に活動する等我が国漁業の発展と地域経済・社会の振興に重要な役割を果たしている。
      漁業・漁村を取り巻く環境が大きく変化するなかで、漁協系統が今後とも会員等利用者や地域住民の負託に応え引き続き社会的使命を果たしていくためには、環境変化に的確に対応していくことはもちろんのこと、社会を構成する一員として社会的規範に則った責任ある行動が求められるのは当然のことである。
      一般経済界はもちろんのこと、特に金融業界においては、金融ビッグバンの進展等により、経営の健全性の確保、信頼性の確立が喫緊の課題となっており、各金融機関は、自己責任原則に基づく健全経営の確立に努めているところであり、まさに、社会的公器としての金融機関の役割が再認識されるにつれて、その行動が社会的に注目されている。
      協同組合原則を基本理念とする信漁連においても、組織・事業運営全般にわたり順法精神に則って運営されることが求められるが、特に、公共性が強く求められる信用事業においては、これまで以上に自己責任経営を徹底し、役職員が一体となって経営の健全性、会員等利用者からの信頼性の確立に取り組むことを会員等利用者・地域社会に明らかにするため、ここに法令等遵守に係る基本方針を制定する。

    (漁協系統信用事業の使命)
  1. 協同組合原則を基本理念とする漁協系統信用事業本来の役割を自覚して、健全な業務運営を行い、会員等利用者からの揺るぎない信頼の確立を図る。


  2. (質の高い金融サービスの提供)
  3. 漁業生産ならびに会員等利用者の生活を支える、創意と工夫を活かした質の高い金融サービスの提供を通じて地域経済・社会の発展に貢献する。


  4. (法令やルールの厳格な遵守)
  5. 水協法・定款を始めとするあらゆる法令やルールを厳格に遵守し、社会的規範にもとることのない、誠実かつ公正な信漁連運営を遂行する。


  6. (反社会的勢力との対決)
  7. 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは、断固として対決する。


  8. (会員等利用者・地域社会とのコミュニケーション)
  9. 経営情報の積極的かつ公正な開示、あるいは漁業の特性を活かした信漁連らしい活動等を通じて、会員等利用者はもとより広く地域社会とのコミュニケーションを図る。

ページの先頭へ